『日本彫刻史基礎資料集成』作品目録凡例

凡例・解説

  この目録は、『日本彫刻史基礎資料集成』平安時代 造像銘記篇8巻、平安時代 重要作品編5巻、鎌倉時代 造像銘記篇16巻の作品目録です。

  掲載方法は、年代順、地方別、尊像別の、3種類の並べ替え方で掲載しています。

  この目録に採録した項目は、年号・作品名・所在地・材質・仕上・員数・姿勢・作家名・修理銘・備考・解説執筆者及び執筆項目です。

  作品名は、この本独自の表記方法で、像名のみの表記になっているので、作品名では、その像容が想像しにくい表記方法になっています。 

  そのため、これに補記するかたちで、材質・仕上・員数・姿勢の項目を設けました。

  作家名は、名前だけでなく、出身地、肩書もすべて採取しました。修理名も同様に表記しています。

  その他、作品の特徴的な形状も随侍表記しています。例えば、裸形・逆手来迎印・歯吹き等。

  尊像別の分類方法は、編者自身が、独自に造った尊像コードに則って分類したもので、確定した分類ではなく、筆者独自の判断が含まれています。

 

 尊像別見出一覧表
阿弥陀如来 釈迦如来 薬師如来 大日如来他 観音菩薩 菩薩形 明王 天部 垂迹部 羅漢・神像 肖像・僧形 付属
 如来形  釈迦如来  薬師如来  大日如来  観音菩薩  菩薩  五大明王  梵天・帝釈天  習合神  聖僧  僧形  光背
 阿弥陀如来  釈迦三尊  薬師三尊  五智如来  救世観音  弥勒菩薩  不動明王  金剛力士  僧形八幡神  維摩居士  無着・世親  台座
 阿弥陀三尊  二仏並坐  七仏薬師  阿閦如来  聖観音  文殊菩薩  不動三尊  執金剛神・深沙大将  蔵王権現  十大弟子  悉達太子  天蓋
 善光寺式  清凉寺式    弥勒仏  十一面観音  文殊五尊  不動八大童子  四天王  天神  神像  天台大師・弘法大師  鳳凰
       盧舎那仏  十一面観音三尊  僧形文殊  降三世明王  毘沙門天    随身  円鑑禅師  
         千手観音  普賢菩薩  大威徳明王  毘沙門天三尊    狛犬  聖徳太子(南無仏)  
         不空羂索観音  虚空蔵菩薩  愛染明王  兜跋毘沙門天    天灯鬼・竜灯鬼  聖徳太子(孝養)  
         馬頭観音  五大虚空蔵  孔雀明王  持国天・増長天      聖徳太子(摂政)  
         如意輪観音  地蔵菩薩    持国天・多聞天      聖徳太子(講讃)  
         准胝観音  勢至菩薩    十二神将      法相六祖  
       六観音  観音・勢至菩薩    二十八部衆      役小角  
           日光・月光菩薩    吉祥天      泰澄  
           薬王・薬上菩薩    弁才天      弘法大師  
           仏眼仏母菩薩    伎芸天      伝教大師  
           金剛薩埵菩薩    大黒天      智証大師  
           五菩薩    初江王      慈恵大師   
           雲中供養菩薩    閻魔王他      広智上人  
                     空也上人  
                     俊乗上人  
                     叡尊  
                     性信  
                     日蓮  
                     色定法師  
                     法燈国師  
                     無関普門